ユメルマガ

藤原和博著「藤原先生、これからの働き方について教えてください。」の感想

第2次安倍政権が「働き方改革」という標語を打ち立てて以降、働き方について世間の関心が高まっています。

最近では、電通社員の過労自殺を受け、多くの企業が残業時間の短縮や週休3日制などのワークライフバランス重視の方針を掲げています。

しかし、残業時間が無くなったからといって仕事量は変わらないし、業界によってはそもそも定時や残業という概念のないところもあります。

つまり、会社という組織の在り方自体に無理がきているのです。

今日は、そんな働き方に関する本である藤原和博著「藤原先生、これからの働き方について教えてください。」についてレビューと考察をしてみたいと思います。

これから社会に出る高校生・大学生は必ず読むべき1冊です。

1,000,000分の1の存在になれば必ず食っていける人になる

この本の著者である藤原和博さんは、東京大学卒業後リクルートに就職し、都内義務教育初の民間校長として杉並区立和田中学校校長を務め、今は教育改革実践家という肩書きのもと執筆や講演活動をされている方です。

ぼくが初めて藤原さんの存在を知ったのは、大学在学中にYoutubeで講演の動画がきっかけです。

これからの時代にはどのような生き方が適しているのか、客観的な事実をもとに論理的に説明する姿がとても印象的でした。

そして、「藤原先生、これからの働き方について教えてください。」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を手に取り、ある1つの気付きを得ることが出来ました。

それは「自分が存在すること自体に価値がある存在になること」がこれからの働き方として重要だということです。

この本では、これからの働き方について考える重要なエビデンスとして、様々な職業を自給換算するところから始まります。

調査結果は、サラリーマンが時給3,000円程度(実態はもっと安いと思う)に対して優秀なコンサルタントは時給80,000円程度だそうです。

その差は約20~30倍なわけです。でも、これは決して優秀なコンサルタントが1時間当たりサラリーマンの20~30倍働いているというわけではありません。

藤原さんはこの差が生まれる理由をこう説明しています。

存在の「希少性」に違いがあるから。

確かに一端のサラリーマンよりも実績のあるコンサルタントの方が希少な存在であることに間違いないでしょう。

また、コンサルタントの場合は、その人の労働にお金を払っているというより、その人の存在にお金を払っているとも言えます。

つまり、存在すること自体に高値が付く希少な存在になることが、これからはとても重要になってくるのです。

藤原さんはこの本の中で、自分の希少性を上げる方法についても言及しています。

普通の人が希少性を持つ存在になるためには、「100分の1の存在×100分の1の存在(×100分の1の存在)」になれるように意識をすべき。

オリンピックで活躍するような人は1つのことで1,000,000分の1の存在になることが可能で、それくらいの希少性があれば、引退後のセカンドキャリアも生き抜くことは難しくないでしょう。

しかし、普通の人であれば1つのことで10,000分の1の存在になることすら難しいでしょう。

だから、2つもしくは3つのことで100分の1の存在になり、それらを掛け合わせるように生きればいいのです。

ぼくはこの法則を知ったときに、自分の生き方そのものだと気が付きました。

テニスコーチとして100分の1の存在×ITコンサルタントとして100分の1の存在。

大きく違う2つのことで100分の1程度の存在になったことで、「インターネット集客・ビジネスのコンサルティングを出来るテニスコーチ」という身の回りにはいない存在になることが出来ました。

そして、今実際にお金や時間には特に不自由を感じることなく生きることが出来ています。

この本の中で藤原さんは「信用の三角形(1/100×1/100×1/100)」という話をしていますが、「信用の線(1/100×1/100)」でも軸足の置き方によっては十分希少な存在になれるとぼくは思います。

このように、藤原和博著「藤原先生、これからの働き方について教えてください。」では、時給には大きな差があるという事実をもとに論理的な思考力でその差が生まれる理由について解説するだけでなく、どのようにすれば希少性を高めることが出来るのかという具体的な実践方法まで解説しています。

これからの働き方だけでなく根本的な生き方について考えさせられる、素晴らしい一冊でした。

まとめ

ぼくの場合は運よく10代から20代前半のうちに2つの軸足を持つことが出来ました。

これからは、この軸足をより強くすると共に「信用の三角形」の頂点を探そうと考えています。

ビリギャルしかり、ホームレス中学生しかり、結局はその存在の希少性が価値を生んだのです。

ビリのギャルで有名私立大学に合格した人がたくさんいたら、ホームレスの中学生がたくさんいたら、その価値は薄まるのです。

今の自分の価値が高まる振る舞いを常に心がけましょう。

――――――――――――――――

☆運営しているPROJECT☆

ユメルマガ(無料)

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る